閉じる

<東北の本棚>鋭いメスで新たな解釈

宮沢賢治論 中村稔 著

 「私たちは『雨ニモマケズ』を決定的に誤って読んできたのではないか」。宮沢賢治研究の第一人者がふとした気付きをきっかけに全集を読み返し、再考して著した。ファンタジックで繊細、かつ難解な賢治の世界観に鋭いメスを入れ、新たな解釈や評価を加えた論考だ。

 著者の評価は手厳しい。賢治の代

関連タグ

最新写真特集

東北の本棚

「東北の本棚」は、地元にゆかりの深い著者の本、東北を舞台にした本などを紹介するコーナーです。小説、評論、ルポルタージュ、写真集、絵本など、さまざまな本を厳選して生活文化部の記者が紹介します。

ライブカメラ