涌谷保育園パワハラ問題 女性園長が退職届

 涌谷保育園(宮城県涌谷町)の元職員が園を運営する社会福祉法人涌谷みぎわ会の理事長からパワーハラスメントを受けたとされる問題で、園長の女性が退職届を理事長に提出していたことが7日、分かった。本人の体調不良に加え、職員17人の退職で保育環境が整わなくなったことを理由に挙げている。

 女性は11月25日、退職届を提出。今月7日までに河北新報社の取材に応じ、「体調不良で園長の仕事ができなくなった。園児と保護者には申し訳ない」と語った。

 理事長については「特定の保育士を怒鳴るなどパワハラとみられる行為を目の当たりにした。勤務を始めた頃から園内の雰囲気は良くなかった」と述べた。

 女性は今年3月まで同園に保育士として勤め、退職した。理事長が4月に兼務していた園長を辞めた後、長く不在になっていた園長を引き受け、11月1日に就任した。

 保育士ら職員17人は11月9日、退職届を園に提出し、17日から休暇を取得。女性は保育環境を維持しようと対応に追われるうちに体調を崩した。

 理事長が退職届を受理したかどうかは不明だという。町の担当者は「園側から受理などの正式な報告がない。事実を確認しなければならない」としている。

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