福島・被災地域の花卉生産者ら 共同でアレンジ商品

アンスリウムなど3種類の花をアレンジする福塚さん=葛尾村復興交流館あぜりあ

 東京電力福島第1原発事故の被災地域で、花卉(かき)栽培に取り組み始めた福島県の生産者が、自慢の花を持ち寄って一つにしたアレンジフラワーの限定商品が完成した。
 アレンジメントに使われたのは浪江町のNPO法人Jin、川俣町の農家谷口豪樹さん、葛尾村の農業法人かつらお胡蝶蘭(こちょうらん)合同会社の3者がそれぞれ生産したトルコギキョウとアンスリウム、コチョウラン。
 2018年から川内村にアトリエを構える双葉郡唯一の花店「fuku farming flowers」の代表、福塚裕美子さんがアレンジを担当した。
 11日に葛尾村でお披露目会があり、福塚さんがリボンを飾り付けて限定商品を完成させた。クリスマスに合わせて赤や白の花とリボンを使い、クリスマスケーキのイメージに仕上げた。
 限定商品は一般社団法人東北圏地域づくりコンソーシアム(仙台市)などが新型コロナウイルスの影響で売り上げが減った被災地の農家を救おうと企画。19日に東京・有楽町、22日には仙台市青葉区の地産地消市場仙台いろはで限定20個ずつ販売する。価格は5000円。
 かつらお胡蝶蘭合同会社の杉下博澄さん(39)は「町や村を超えて一つの商品を作ることに魅力を感じた。商品の販売やPR動画などで発信力を高め、一人でも多くの人に私たちの花を知ってもらいたい」と語った。

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