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うたの泉(1432)生(あ)るるとき死するときなにも持たぬゆゑ せめてこの世の荷をたのしまん/辻裕弘(つじ・ゆうこう)(1950年~)

 「この世の荷」は背負わざるを得ない責任や関係のこと。仕事での役目、親の介護などを負担と感じると重くなってしまうもの。生まれた時も死ぬ時も人は何も持っていないのだから、持たされる荷をポジティブに捉えようという歌です。壁にぶち当たっても心を軽くする契機はどこかにあるはず。<さんさんといつもとかはらぬ朝…

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