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うたの泉(1435)燃えやすき樹皮に冷たきたましいを 抱いて白樺(しらかんば)のひとり勝ち/北山あさひ(きたやま・あさひ)(1983年~)

 シラカバの樹皮は外気にあたって乾くと薄く剥げ、めくれた部分は白い木肌の傷のような模様になります。乾きやすく燃えやすい樹皮は命のはかなさを教えますが、その内部に凜(りん)とした魂を抱いているのだと作者は歌いました。「ひとり勝ち」に込められたのは揺るぎない存在への憧れと羨望(せんぼう)。<森(ニタイ)…

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