原子力研究開発機構、安全な処理法確立へ 福島・大熊の廃棄物分析棟を公開

特殊な手袋越しに試料を扱えるグローブボックスについて説明する職員

 日本原子力研究開発機構(JAEA)は25日、東京電力福島第1原発敷地内に整備中の大熊分析・研究センター(福島県大熊町)第1棟を報道各社に公開した。表面線量率が毎時1シーベルト以下の中・低線量に相当する廃棄物を分析し、安全な処理方法の確立に役立てる。
 第1原発事故では放射性物質や海水を含む廃棄物が発生しており、処分前に分析が必要になる。第1棟で20年間にわたり、原発敷地内に保管中のがれきや伐採木などを年間約200試料ずつ分析するという。
 25日は比較的線量の高い試料を遠隔操作で扱う「鉄セル」、特殊なゴム手袋を付けて試料の表面を加工する「グローブボックス」など特殊な設備が公開された。設備試験を経て年内にも分析を始める。
 第2棟は溶け落ちた核燃料(デブリ)など高線量の放射性物質を分析する施設で、2024年の稼働を目指す。

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