うたの泉(1442)大根を抜きたる穴に雪積もり やがて真白き雪原生まる/菅原恵子(すがわら・けいこ)(1938年~)
広い広い大根畑。大根を抜いてできたたくさんの穴。それらの穴に雪が降り積もり、やがて真っ白な雪原が生まれたとうたった自然豊かでスケールの大きい一首です。抜かれた大根の白い色と、雪の白い色とが重ね合わされているような、奥行きの深い作品世界が生まれました。作者の住まいは豪雪地として知られる大仙市。雪原の…
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