どんと祭 御神火に安寧祈る 荒天懸念、点火早める 石巻

御神火に正月飾りを投げ入れる市民

 小正月の伝統行事「どんと祭」が7日、石巻市の神社などであった。市民は燃え上がる御神火に正月飾りなどを投げ入れ、1年間の無病息災を祈った。

 同市住吉町1丁目の大島神社は、境内下の旧北上川河岸にたき上げ場を設置した。暴風雪警報が出されたため、例年より約2時間早い午後2時ごろに点火された。たき上げ場に積み上げられた正月飾りや繭玉などがパチパチと音をたてて燃え上がった。

 天候悪化や密集を避けるため、日中から足を運ぶ人の姿が目立った。正月飾りを炎の中に投げ入れ、静かに手を合わせた。同市東中里の主婦佐々木研子さん(70)は「新型コロナウイルスが収束し、災害もない平和な年になるように祈った」と話した。

 同神社は昨年6月に、旧北上川の堤防整備事業で約4・5メートルかさ上げされた場所に新社殿が完成した。桜谷隆宮司(69)「新しい社殿でのたき上げで感無量。地域の心のよりどころになってほしい」と語った。

<10日、東松島・八幡神社>

 東松島市上下堤の上下堤八幡神社は10日、境内でどんと祭を開く。正月飾りを燃やして今年1年の無病息災を祈り、花火を打ち上げる。同地区恒例の小正月行事で、同神社総代会と、上下堤地区自治会が主催する。

 午後5時半に地区の年男年女が境内に積み上げられた正月飾りに点火する。

 花火の打ち上げは午後6時に始まる予定で、10分程度の見込み。「家内安全」など住民から寄せられた祈願やメッセージを読み上げながら、冬空に打ち上げられる。

<東松島・商工会青年部主催は14日>

 東松島市商工会青年部が主催するどんと祭は14日午前10時から、同市大曲堺堀の市矢本運動公園で開かれる。午後4時まで。

 例年、1年の健康と安全を祈っておたき上げをしてきたが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため点火はせずに、ご祈祷(きとう)のみを行い、3密を避ける。

 集める対象は正月飾りと古いお札に限る。門松や人形、金属類などは受け付けない。連絡先は東松島市商工会0225(82)2088。

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