石巻圏・新百景>大島神社どんと祭(石巻市住吉町)

旧北上川の川岸であった大島神社のどんと祭。石積みの堤防を背に、御神火が燃え上がった
旧北上川の川岸に設けられたどんと祭のたき上げ場。正月飾りを投げ入れ、住民らが一年の無病息災などを願った

<姿変える水辺 伝統続く>

 石巻市の旧北上川右岸で、山積みされた正月飾りが御神火で燃え上がった。同市住吉町1丁目の大島神社は、どんと祭のたき上げ場を神社前の川岸に設ける。地域住民らが無病息災などを願って縄飾りや繭玉を燃やす背後には、海抜4・5メートルの堤防整備が進む。

 東日本大震災の津波は旧北上川を遡上(そじょう)し、神社周辺にも押し寄せた。周囲より高い場所にあった社殿は無事だったが、堤防整備に伴い、同じ高さに敷地がかさ上げされた。昨年6月、以前とほぼ同じ場所に社殿が新築され、鳥居は今年3月ごろに完成する予定だ。

 住吉地区では、石巻大橋から内海橋までの約800メートルにわたって堤防が整備される。神社前の一帯は景観に配慮し、男鹿石と井内石を使って石積みで造られた。地域住民の心のよりどころとなる神社の伝統行事は、姿を変える水辺の景色と共に続いていく。

関連タグ

河北新報のメルマガ登録はこちら
石巻かほく メディア猫の目

「石巻かほく」は三陸河北新報社が石巻地方で発行する日刊紙です。古くから私たちの暮らしに寄り添ってきた猫のように愛らしく、高すぎず低すぎない目線を大切にします。

三陸河北新報社の会社概要や広告、休刊日などについては、こちらのサイトをご覧ください

企画特集

先頭に戻る