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石巻地区公立高出願希望調査 6校で定員割れ 最高倍率、石巻工機械科1.23倍

 県教委は20日、2021年度公立高の出願希望調査結果を発表した。石巻地区の全日制8校で最も高い倍率は、石巻工機械科の1・23倍。次いで石巻西が1・16倍、石巻好文館が1・06倍だった。21年度から1学級(40人)減となる石巻北は0・94倍。6校10学科・コースが定員割れした。

 石巻地区全体の全日制の志願者数は1200人で、定員1480人に対する平均倍率は0・81倍だった。

 1次募集は、学力検査と調査書を基に判定する「共通選抜」と、各校で教科の配点を変更し面接や実技などの得点を加える「特色選抜」を併用する。

 石巻地区の全日制校では、宮城水産と石巻市桜坂が特色選抜を先行。宮城水産は0・51倍、石巻市桜坂は学励探求コースが0・44倍、キャリア探求コースが0・48倍だった。その他の6校は共通選抜を先行する。

 共通、特色の両選抜の募集定員の比重は各高校が決定。共通選抜の学力検査と調査書は7対3から3対7まで、5段階で判定する。

 県教委は21年度入試について、新型コロナウイルスの感染拡大による昨春の一斉臨時休校が長期化したため、社会、数学、理科の3教科で出題範囲の縮小を決定。調査書の取り扱いも出席日数や学習評価の内容、諸活動の記録などの記載が少ないことで、不利益が生じないようにする。

 学力検査は3月4日。追試験は10日。合格発表は16日。2次募集の学力検査は22日で、合格発表は学校ごとに22、23日に行う。

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