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園児たち、茶道の作法披露 学びの成果に修了証 東松島

お菓子を取る時の箸使いを教わる、はなぶさ幼稚園の園児たち

 東松島市赤井の私立矢本はなぶさ幼稚園(園児180人)で20日、年長クラス67人を対象にした茶道教室が開かれた。新型コロナウイルス対策で簡素化して開催したが、園児たちは年中から2年にわたって学んできた成果を披露した。

 会場はござや赤いカーペットが敷かれ、野だて傘や季節の花、「日日是好日」と書かれた短冊などで茶会の雰囲気が整えられた。

 子どもたちは表千家石巻教授者会の会員7人から、畳の上での座り方やお菓子の取り方を教わりながら実践した。コロナ対策でお茶はたてず、茶わんが手元にあると想定して作法を確認。背筋を伸ばして正座し、ござに手を突いてあいさつするなど、真剣な表情で取り組んだ。最後に、表千家の修了証が贈られた。

 渥美晴陽(はるひ)ちゃん(6)は「箸を使ってお菓子を取るのが楽しかった」、玉木新大(あらた)ちゃん(6)は「正座の仕方が勉強になった」と笑顔で話した。

 茶道教室は、伝統文化に触れ礼儀作法を学んでもらおうと2012年に始まった。

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