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矢本西市民センターの廊下活用「憩ギャラリー」 定期的に作品展示

憩ギャラリーを彩る貼り絵作品と及川さん

 東松島市矢本西市民センターで、市民らが趣味で手掛けた作品の展示会が定期的に開かれている。作り手には発表の場、センター利用者にはさまざまな作品に親しめるスペースにしようと昨年夏に始めた。「憩ギャラリー」と銘打ち、市民とアートをつないでいる。

 ギャラリーはセンター内の各活動室を結ぶ延長24メートルの廊下の壁面を活用。これまでに写真や絵手紙、一筆書きなどの作品を紹介してきた。現在は、同市矢本に住む及川公男さん(66)の貼り絵と、市内の絵画愛好会「遊画会」の会員、和地徳子さん(73)のスケッチ画が展示されている。

 及川さんはブルーインパルスや人気アニメ「鬼滅の刃」、浮世絵などをテーマにした20点を展示した。元警察官で、退職した3年ほど前から独学で制作を始めた。一つの作品を3週間から2カ月ほど掛けて仕上げているという。

 作品展は初めてという及川さんは「細かい部分まで工夫している。貼り絵に興味を持ってもらえたらうれしい」と話す。和地さんは、ツユクサや彼岸花、ヒルガオなど身近な草花のスケッチ画20点を展示。植物の特徴や見掛けた場所などのメモ書きを添えた。

 同センターのスタッフは「地元に素晴らしい作品を手掛けている人がいることを知ってもらうとともに、市民の憩いの場になればいい」と期待する。

 及川さんと和地さんの作品展は2月4日まで。無料。

 開館時間は午前9時~午後5時(最終日の展示は午後3時まで)。連絡先は0225(82)1181。

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