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安全なワクチン接種へ 東松島市、推進室設置

 東松島市は22日、新型コロナウイルスのワクチン接種の実施に備えて「ワクチン接種推進室」を設置した。ワクチン供給が始まった際に、迅速、安全に接種できるよう準備を進める。

 推進室は片倉義和健康推進課長を室長とする11人体制で、うち3人が専従。本庁舎西側の仮設庁舎に設け、医療機関との連携や、接種会場の確保と運営、住民への接種勧奨などを担う。

 辞令交付と開所式が市役所であった。桃生郡医師会の石垣英彦会長は「有効な治療法がない中、感染を拡大させないためにワクチン接種は唯一と言ってもいい対策だ。医師会として全員が全力で接種に当たる」と強調。推進室の職員に「多くの市民が速やかに接種できるよう、最善の方法を練っていこう」と呼び掛けた。

 渥美巌市長は「市民の命を守るため、医師会との連携を密にし、万全な体制で対応する」と述べた。

 政府は2月下旬の接種開始を目指し、自治体に実施体制を整えるよう通知していた。

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