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コロナ苦境、経済支援を 東松島市商工会、市に要望

渥美市長(左)に要望書を手渡す東松島市商工会の役員たち

 新型コロナウイルス感染再拡大の影響で地元事業者の経営が悪化する中、東松島市商工会は1日、市に割り増し商品券の再発行など、経済支援を求める要望書を提出した。

 橋本孝一商工会長ら役員4人が市役所に渥美巌市長を訪ね、要望書を手渡した。要望書は(1)割り増し商品券の再発行と増額による一層の活性化(2)地域経済維持協力金の再支給(3)県中小企業経営安定資金への利子と保証料の補給延長-を求めている。

 橋本会長は「危機的状況にある事業者が廃業に向かう前に、即効性のある支援策をお願いする」と訴えた。

 渥美市長は「財源となる国からの地方創生臨時交付金の額が見通せない状況だ。要望を十分加味し、交付金額に応じて補正予算を組み、対応したい」と答えた。

 商工会商業部会の及田賢治部会長は「飲食店は規模が大きいほど売り上げの下げ幅が大きい」と指摘。サービス・観光業部会の菊田良光部会長は「飲食や宿泊業者の疲弊は著しく、夜間の外出を控える中でタクシーの需要も減っている」と明かした。

 工業部会の村上広志部会長は「雇用の不安から、自宅の新築やリフォームを見送る世帯が多い」と語り、影響が多業種に及ぶことを説明した。

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