しょくば拝見>NPO法人 にじいろクレヨン(石巻市大街道西2丁目)

ゆったりとした時間を共有するスタッフと利用者

<親子一緒に穏やか交流>

 画家の傍ら子どもたちに絵を教えていた代表の柴田滋紀さん(45)。東日本大震災で被災し避難所生活をする中、子どもたちに「遊び」の場を提供しようと始めた行動が、現在の子どもを軸としたコミュニティー支援活動へとつながった。

 先日、メイン活動の一つ、3歳未満の乳幼児と保護者が集う「にじいろひろば」を訪ねた。スタッフと保護者が子どもたちを見守る中、保護者同士が交流する。窓から強さを増した陽光が入り、穏やかな時間が流れる。利用者は「同年齢の子どもを持つ親同士というのが心強いし、子どもと一緒に親もリラックスできる」と笑顔を見せた。

 にじいろクレヨンは(1)被災児童支援の継続(2)子どもを見守るコミュニティーづくり(3)子どもの健全育成に関する講座やワークショップ、ネットワークづくり-の3事業を柱にする。柴田さんは「子どもも大人も心豊かに生活できる石巻。今までの縁を生かして、みんなでつくりあげていきたい」と願う。

 農園で野菜を育てたり、コロナ禍で中断しているが災害公営住宅の集会所などを訪問し世代間交流のお手伝いをしたり、陶芸教室やセミナー開催など多岐にわたる。「たたかない」「怒鳴らない」子育てを目指す「ポジティブ・ディシプリン」の講座開催にも取り組む。

 スタッフの1人、吉沢陽子さん(33)は「緩やかで穏やかなコミュニケーションを常に心掛けている。ぜひ遊びに来て」と笑顔を見せた。

■法人概要
 震災直後に結成した「石巻こども避難所クラブ」。半年後に名称を現在の「にじいろクレヨン」に改め、12年にNPO法人化した。現在のスタッフは13人。加えてボランティアも随時加わる。石巻市大街道西2丁目2の25。0225(25)5144。

特定非営利活動法人 にじいろクレヨン

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