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放課後児童クラブの希望者急増 赤井南小に2棟目増築、利用開始 東松島

新たに完成した施設で、宿題をする児童たち

 東松島市が赤井南小の敷地内に設けた2棟目の「ひまわり放課後児童クラブ」が完成し、15日から利用を始めた。利用希望者が急増し、2018年3月に新築した既存施設では対応しきれず、東側に増築した。

 新施設は木造2階で延べ床面積は240平方メートル。児童ホール2室と休養室などを備える。総事業費は約7000万円。定員は70人で、既存施設(木造平屋)と合わせた定員は計150人。

 児童数や共働き世帯の増加で需要が急増し、5、6年生は学校から約300メートル離れた川前集会所を利用していた。安全面に配慮して学校敷地内に整備する市の方針で増築した。現在の登録者数は136人。

 預かり時間は午後7時まで。社会福祉法人タイケン福祉会が運営し、共働き世帯の児童らが放課後や夏休みなどに宿題をしたり、友人と遊んだりして過ごす。

 18日にあったお披露目式には、児童や地域の関係者ら約60人が出席した。渥美巌市長は「校舎の近くに安心して集える場ができた。地域、家庭、学校が一体で健やかな成長を見守ってほしい」と呼び掛けた。

 赤井南小5年福島大夢(ひろむ)君(11)は「広いし校舎に近くて便利。友達と仲良く過ごしたい」と喜んでいた。

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