女川町・新年度予算 復興ほぼ完了で一般会計6割減
女川町は24日、2021年度当初予算案を発表した。一般会計の総額は99億4000万円で、20年度比60.8%減。東日本大震災の復興事業がほぼ完了したため大幅に減少し、震災後で最少となった。
一般会計の歳出は、災害復旧費が94.3%減の2億1244万円。復興費は計上しなかった。
主な事業は、清水2丁目に建設中の女川スタジアムの周辺整備工事に3億4000万円、町総合体育館の大規模改修に2億7500万円、出島架橋建設に20億5663万円を計上した。
歳入は、新型コロナウイルスの影響などを見込み、町税は2.6%減の32億751万円とした。町債は7億3490万円。
町は3月1日開会の町議会3月定例会に当初予算のほか、復興推進課を廃止する課設置条例の一部改正など34議案を提出する。会期は12日までの12日間。一般質問は1、2の両日に行われる予定。