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生と希望「たねまき桜」 雄勝硯伝産館で写真展、来月14日まで

東北各地の「たねまき桜」を主に写した大沼さん

 天童市出身の写真家大沼英樹さん(51)=仙台市青葉区=の作品展「みちのくのとき たねまき桜」(石巻市主催)が石巻市雄勝町の雄勝硯伝統産業会館で開かれている。桜の情景などを切り取った60点が展示され、訪れた人々の心を温めている。3月14日まで。

 ささやかに、ときに雄大に、東北各地に咲く四季折々の桜が収められている。大判のパネルに印刷され、大自然の中で花弁の一枚一枚までもが存在感を放つ。自然が生み出す明暗のコントラストや、桜と共に生きる人々の生き生きとした表情も見どころだ。

 南東北に多く残り、稲の種をまく時期を開花によって知らせるという「たねまき桜」にレンズを向けた。大沼さんは「種をまくことや毎年必ず花を咲かせる桜に生きている実感や未来への希望を感じた。見終わったときに心が晴れるような写真を選んだ」と話した。

 開場時間は午前9時15分~午後4時半(入館は4時15分まで)。観覧無料。火曜が休館日だが、23日は開館し、24日が休館となる。

 連絡先はNPO法人雄勝まちづくり協会0225(90)3770。

写真展「みちのくのとき たねまき桜」 - 石巻市雄勝地区復興応援隊

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