鹿又音頭 6年生から5年生へ引き継ぐ 石巻・鹿又小

贈られた横断幕と、のぼりが見守る中、鹿又音頭を踊る5、6年生

 石巻市鹿又小(児童296人)で2月26日、地域に伝わる「鹿又音頭」の伝承式があり、法被などが6年生から5年生に引き継がれた。

 例年は全校児童が集まって行われるが、今年は新型コロナウイルス感染予防のため5、6年生と、鹿又音頭保存会の代表ら6人が出席した。

 6年生39人が、練習を重ねた踊りを緑色の法被姿で5年生41人に披露してみせた後、6年生代表の桜田悠人君が、5年生代表の相沢蓮君に法被を手渡した。

 桜田君が「踊り継いでほしい」と託すと、相沢君は「今度は私たちが鹿又音頭を引き継いでいきます」と大きな声で応えた。

 本年度はコロナ禍のため、運動会での鹿又音頭は中止となり、6年生にとっては今回が最高学年として最初で最後の披露となった。例年は、引き継いだ法被を5年生が着て踊るが、今年は6年生がそのまま着用して踊りの輪を一緒につくった。

 保存会が新たに制作した横断幕とのぼり旗も披露された。のぼり旗10本と、縦1メートル、横7メートルの大きな横断幕には「鹿又音頭 ホンニ鹿又よい所」という文字が躍っている。

 鹿又音頭は、旧河南町生まれの教育者で県議を3期務めた故斎藤荘次郎氏が作詞し、1951年に完成した。鹿又村だった当時、小中高校合同の運動会で婦人会会員らが浴衣を着て踊ったが、合併による町制施行後、廃れていた。

 2010年に新たな振り付けで鹿又音頭が復活。以後、鹿又小でも東日本大震災からの復興への願いも込め、新たな伝承が続けられている。

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