地元就職、産学官で後押し 県の新事業と連携へ 石巻地域産業人材育成会議

地元就職の促進に向け意見を述べる参加者

 石巻地方の自治体や経済団体、教育機関などでつくる「石巻地域産業人材育成プラットフォーム会議」の本年度会合が1日、県石巻合同庁舎であった。同会議は石巻市内の高校に通う生徒や石巻専修大の学生に対する支援事業に新年度から取り組む県東部地方振興事務所と連携し「地元就職」を後押しする。

 関係者18人が出席。石巻管内の高校生や石巻専修大生の地元就職を促進するための手だてについて意見を交換した。

 尾池守学長は「新型コロナウイルスの影響で学生の地元志向が強い。チャンスと捉え、受け入れるシステムを構築してほしい」と強調した。

 青木八州石巻商工会議所会頭は「初任給や賞与だけでなく、企業を調べる数字的な情報を提供すべきだ。就職後にスキルを磨いて起業していく教育も必要」と助言した。

 宮城水産高の滝田雅樹校長は「2年生は東日本大震災時は小学1年生で多感な時期。地元に就職したい生徒が多く、企業には好条件を出してほしい。仙台圏の高校に中学生が流れている。管外から呼び込む環境整備が求められる」と指摘した。

 県東部地方振興事務所は新年度、管内の高校3年生の保護者を対象とした就職意識調査の実施や石巻専修大3年生への地元就職の伴走型支援、地元企業の若手社員による職場紹介、地元就職促進のためのWEBページや動画の作成などに取り組む方針を示した。

 石巻公共職業安定所は、新規高卒者対象の求人説明会を5月21日、新型コロナ対策を実施して石巻市水産総合振興センター3階大会議室で開く。

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