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古里の魅力ぎゅっと 桃生中3年、地域PRパンフ制作

桃生町を詰め込んだパンフレットを手にする3年生

 石巻市桃生中の3年生67人が、地元桃生の魅力や伝統芸能、特産品などをまとめたパンフレット「桃生町をこれ1冊に詰め込みました」を150部制作した。修学旅行先の北海道函館市の研修先などのほか、取材に応えた地域の関係者や事業所に配った。生徒たちは「桃生の良さや魅力を、県内外の方に知ってもらいたい」と話している。

 パンフレットはA4判、24ページ。桃生町の場所や歴史などの説明から始まり、はねこ踊り、スリムネギやきなこパンといった特産品・お土産を解説。地域を巡る1日プランでは、地元商店や風景をPRした。健康・医療やスポーツ施設、学校などの紹介もあり、生活の様子が伝わる内容だ。

 生徒たちは昨春の新型コロナウイルスによる臨時休校期間中、「桃生町の良さと課題」を調べた。「桃生の良さを発信し切れていないのではないか」という声が挙がり、PRパンフレットの制作を決めた。修学旅行先の東京で実施予定だった「企業訪問」の職種に関連した地元の関係者や事業所にインタビューするなどして、記事をまとめた。

 新型コロナの影響で修学旅行先は函館市に変更されたが、完成したパンフレットは同市の研修先などに配布。2月下旬には、取材に応じてくれた地元関係者や事業所などに手渡した。市桃生公民館では、地域住民らも閲覧できるよう、窓口にパンフレットを設置するという。

 はねこ踊りについて調べた今野桜さん(15)は「自分たちも踊ってきたが、調べる中で今回初めて知ることもあった。どうしたらうまく伝えられるか考えながら書いた」と語った。

 阿部英さん(15)は「桃生の良さをパンフレットに集めた。全国の方に見てもらい、桃生が有名になってほしい」と話した。

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