石巻市長選 4新人の戦い濃厚

 任期満了に伴う石巻市長選(4月18日告示、25日投開票)は宮城県議の斎藤正美氏(66)が立候補を表明し、選挙戦の顔触れがほぼ固まった。現職亀山紘氏(78)の勇退を受けた新人4氏による戦いの構図が濃厚。うち2人は自民党籍を持ち、保守分裂の様相もはらんだ争いとなる見込みだ。

 6日に市内で出馬表明した斎藤氏は「市長選にはオール市民党で臨む」と強調。保守分裂との指摘には距離を置く姿勢を鮮明にする。

 ただ、県議会では最大会派の自民党・県民会議に所属。2003、05、09年の衆院選宮城5区に自民党から立候補し、いずれも落選した。関係者は「古くからの支持者には保守層が多い」とみる。

 2月8日に立候補を表明した医師の勝沼栄明氏(46)は自民党公認として12年衆院選比例北海道ブロックで初当選。14年に衆院比例東北で再選されたが、17年衆院選は宮城5区で敗れ、比例復活も逃した。

 市長選は「無所属でいきたい」と話すが、2月23日の事務所開きに自民系を含む市議14人が駆け付けた。若い有権者への浸透に加え保守層の支持固めも狙う。

 市議の阿部和芳氏(61)は1月19日、最も早く市長選に名乗りを上げた。13年と17年の2回出馬した市長選と比べて「市民からの反応はいい」と手応えをつかむ。

 市財政の再建や地場産業の育成といった政策を掲げており、後援会関係者は「保守分裂の構図に加え、2人のどちらにも投票したくない批判票がこちらに来る」と息巻く。

 元石巻市包括ケアセンター所長で医師の長(ちょう)純一氏(54)は出馬の構えをほぼ固め、近く公約を公表するとみられる。

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