東日本大震災10年  空から見た復興のかたち

埠頭(ふとう)の一角を埋め尽くす色とりどりの車。運転手の技術はまさに神業だ。前後の隙間を30センチにぴたりと合わせ、運搬船の入港を待つ。トヨタ輸送モータープールのある仙台港(仙台市宮城野区)は、海の玄関口。宮城県大衡村と岩手県金ケ崎町の工場で造られたトヨタ車はここから、名古屋港や横浜港など日本各地へ運ばれる。港は東日本大震災の津波に襲われ、駐車していた約1500台の新車は全て廃車となった。トヨタ輸送仙台営業所仙台港分室の遠藤公男さん(62)は「車は建物に突き刺さり、新車かどうかも分からなかった」と当時を振り返る。グループ企業の応援もあって、車を輸送できる状態に回復したのは震災発生から1カ月半後。完全復旧には2年の歳月を要したという。今では多い時で4000台もの新車が並ぶ。港には以前のような活気が戻った。(写真部・庄子徳通、小林一成)
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 復興が進み生まれた新たな風景。それは被災地の人々にどのように記憶されていくのだろう。未来に向かう、そのかたちを空から眺める。
 

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