東日本大震災10年  空から見た復興のかたち

東日本大震災で甚大な被害を受けた名取市閖上地区。海岸線から1、2キロ内陸側に一戸建ての住宅と集合型の災害公営住宅が並ぶ新しい街が形成されている。土地区画整理事業区域で2016年6月に入居が始まった「閖上西第1団地」は、最も西側に位置する災害公営住宅だ。平屋と2階の木造住宅が立ち、89世帯、231人が暮らす。黒色やグレーが基調の屋根の波が団地の統一感を生み出す。周辺には、18年4月に開校した閖上小中(児童・生徒298人)や移転新築された閖上保育所が隣接している。子育て世代にとって住環境が整いつつある。名取川河口近くの右岸には、地元住民に親しまれている市登録文化財「閖上土手の松並(あんどん松)」がある。休日の堤防沿いはジョギングや釣りを楽しむ人でにぎわいを見せる。第1団地住民らでつくる閖上西町内会長の今野義正さん(78)は「これからも住民が触れ合う機会を増やし、絆を強める努力をしたい」と意気込む。(写真部・小林一成、岩野一英)
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 復興が進み生まれた新たな風景。それは被災地の人々にどのように記憶されていくのだろう。未来に向かう、そのかたちを空から眺める。
 

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