東日本大震災10年  空から見た復興のかたち

トラックや乗用車が行き交う三陸沿岸道をくぐり抜け、ハイブリッドバスがやって来た。よく見ると側面の絵柄はご当地キャラクターの「ホヤぼーや」だ。赤い車体は信号機のない一本道を進み、乗客たちを目的地へと運んでいった。気仙沼市本吉町を流れる津谷川は、二つの橋が交差する。下道はバス高速輸送システム(BRT)の専用道路で、JR気仙沼線の鉄道代行輸送として2012年に運行が始まった。10年前、東日本大震災の津波は橋を落とし、陸前小泉駅を壊して辺りを一変させた。JR東日本仙台支社の広報担当者は「鉄道と異なり、地震発生後、乗客を乗せたまま高台など安全な場所へ避難できます」とBRTの利点を説明する。当初、この区間は一般道を使っていたが、19年から専用道を走っているという。川に差し掛かると車窓から両岸を固める河川堤防が見えてくる。真新しいコンクリートの構造物は河口まで続き、県内で最も高い防潮堤へとつながっていた。(写真部・庄子徳通、小林一成)
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 復興が進み生まれた新たな風景。それは被災地の人々にどのように記憶されていくのだろう。未来に向かう、そのかたちを空から眺める。
 

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