東松島・ひびき工業団地、全区画立地へ 分譲開始から23年

サワが第4工場の建設を予定するひびき工業団地の最終区画

 東松島市川下のひびき工業団地で企業立地が進み、分譲開始から23年を経て全区画が埋まる見通しとなった。団地内で操業する半導体製造装置部品メーカー「サワ」(山梨県上野原市)が工場増設を計画し、最終区画を購入する方針を示している。市は分譲中のグリーンタウンやもと工業団地(東松島市大塩)など、市内の既存工業団地への誘致の弾みにしたい考えだ。

 ひびき工業団地は工業用地の面積が8ヘクタール。1997年12月に分譲を始めた。電子部品製造や印刷、リサイクルなどの9社が立地。全社が土地を購入した。

 三陸沿岸道が近接する交通アクセスの良さに加え、地盤が強固で精密部品の製造に適していることが特長。IoT(モノのインターネット)や次世代通信規格「5G」の進展による半導体市場の拡大を追い風に、大和町に宮城工場を持つ半導体製造装置大手の東京エレクトロン(東京)の取引企業の進出と増設が震災後に相次いだ。

 団地内には東日本大震災後、仮設住宅が建設され、一時約230世帯が身を寄せた。その間、誘致活動は進められなかったが、被災地への企業立地を推進する国の補助金が増設を後押しした。

 サワは震災直後の2011年4月、団地内に宮城工場を設立。18年4月と20年1月に工場を増設し、三つの工場で計約70人を雇用する。市は第4工場が操業すれば30~40人規模の雇用増を見込む。

 市商工観光課の担当者は「働く場が増えれば、若者の地元定着につながる。この勢いを市内の他団地への誘致につなげたい」と語る。

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