高橋英吉と小室達の交流に焦点、DVD教材制作 石巻・湊小

制作したDVD教材を手にするナレーションを務めた5年生と坂本校長

 石巻市湊小(児童127人)は、同市出身の彫刻家高橋英吉(1911~42年)と、柴田町出身の彫刻家小室達(とおる)(1899~1953年)の交流に焦点を当てたDVD教材を制作した。

 昨年11月にあった坂本忠厚校長と鈴木哲也同市東浜小教頭による5年生(14人)の道徳の特別授業で、児童たちは年齢を超えて互いに認め合い、高め合うことの大切さを学んだ。

 授業では、2人に関する写真を投影(スライドショー)しながら、英吉役と達役に分かれて掛け合いをし、それを見た児童が感想を発表した。

 今回、この時のスライドショーを視聴覚教材にし、石巻市内の小中学校で活用してほしいと考え、DVD教材を作った。ナレーションは2人について学習した5年生の代表5人が務め、石巻市視聴覚センターで約10分の作品に編集された。映像はセンター自作教材作品として所蔵され、希望する学校などに無料で貸し出される。

 坂本校長は「作風は違っても高い目標を持ちながら創作活動に励み、互いに認め合い、高め合うことの素晴らしさを2人の交流から感じ取ってほしい」と話した。

 今秋には、石巻市複合文化施設(マルホンまきあーとテラス)に英吉作品が常設展示される予定。

 英吉は小室と同じ東京美術学校(現東京芸術大)に通い、同郷の先輩後輩として交流を重ねていた。12歳年上の小室の東京のアトリエを1934年に訪れた際は、細かい部分まで仕上げる姿に刺激を受けた。

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