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バイオマス発電所建設計画 撤回求め、住民らスタンディング 石巻

「須江に発電所なんてもってのほかだ」と計画撤回を訴える参加者

 石巻市須江地区の液体バイオマス発電所建設計画の撤回を求める同市の住民団体は11日、石巻市役所前で建設反対ののぼりやプラカードを掲げて街頭に立つ「スタンディング」を行った。

 住民団体「石巻須江保護者の会」などから約50人が参加した。6日に事業者側が準備書類の縦覧を始めたことや、26、27日に住民説明会が計画されていることを受けた活動。反対の意思を改めて示すとともに、多くの人に説明会に足を運んでもらおうと実施した。

 発電所は再生可能エネルギー発電「G-Bioイニシアティブ」(東京)が同市須江瓦山地区に計画。住民団体は建設予定地近くに小中学校、保育所があること、大型トレーラーが1日30台以上も生活道路を通行することなどによる事故や環境悪化などに強い危機感を持ち、これまで市、県に対する要望活動などを展開してきた。

 保護者の会の我妻久美子代表は「計画は撤回してもらう。市民が住む住宅地に火力発電所が計画されているのに市に許認可権がないこともおかしい。こうした点も問題提起したい」などと話した。

 事業者側による住民説明会は26日に東松島市矢本東市民センター、27日に石巻市遊楽館で開かれる。いずれも午後6時半から。

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