閉じる

感染防止に 石巻の老舗日本料理店、連携しマスクケース製作

飛沫防止にもなるマスクケース

 新型コロナウイルス感染対策の「まん延防止等重点措置」(重点措置)の対象に宮城も含まれ、県内全域で防止策を強める中、石巻市内の三つの老舗日本料理店が飛沫(ひまつ)防止にもなるマスクケースを作り、来店客が安全安心に利用できる環境づくりを進めている。

 作製したのは「大もりや」(穀町)、「滝川」(中央1丁目)、「浜長」(恵み野4丁目)。3店は連携し、コロナ禍で来店客が激減する現状を打開しようと市の助成金を充てて約2万枚を作った。

 ケースは紙製で、折った部分にマスクを収納。収納以外の部分を広げ、食事中に会話する場合には口元を覆い、飛沫拡散を防いでもらう。静かな会食をイメージし、落ち着いた色合いのデザインになっている。

 各店は既に検温器や消毒、空気清浄機、アクリル板の設置といった感染対策を実施。重点措置は来月11日まで継続される見込みで、大もりやの大森信治郎社長は「安全対策の徹底は、お客の飲食店に対するイメージアップにもなる。苦境は続くが、ケースの有効活用を図り、店の利用促進につなげたい」と話している。

関連タグ

最新写真特集

石巻かほく メディア猫の目

「石巻かほく」は三陸河北新報社が石巻地方で発行する日刊紙です。古くから私たちの暮らしに寄り添ってきた猫のように愛らしく、高すぎず低すぎない目線を大切にします。

三陸河北新報社の会社概要や広告、休刊日などについては、こちらのサイトをご覧ください

ライブカメラ