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石巻圏・新百景>女川小・中学校(女川町女川)

多くの本が並ぶ図書室。授業前に読書の時間を設けるなど、小中学校とも読書活動が活発だ
海抜26メートルの高台に整備され、2020年度の2学期から子どもたちが学校生活を送る校舎

<開放的空間 成長見守る>

 女川町中心部の高台に新築された校舎に、児童生徒の元気な声が響き渡る。昨年7月に完成し、8月に落成式があった。施設一体型小中一貫教育学校として児童生徒が共に学校生活を送る。

 昇降口からつながる校舎中央の階段部分は吹き抜けになっており、教室は小中を左右に分けて配置。体育館は二つ、プールは屋上に設けられた。

 共有施設の一つが約2万1000冊の蔵書がある図書室。小学生向けと中学生向けに分かれて多様なジャンルが並び、本を返したり新しい本を借りたりする子どもたちが行き交う。たくさんの光が注ぐ大きな窓からは東日本大震災後に整備された新しい街並みを見渡せ、憩いの場にもなっているという。

 震災後、3小学校と2中学校を再編して生まれた女川小と女川中。新たな学びやは小中学生の交流を生みながら、未来を担う子どもたちの成長を見守る。

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