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水泳授業に専用マスク 感染予防、ぬれても使用可能 石巻市内で販売

注目を集める水泳授業専用マスク

 これから本格化する小中高校などの水泳授業を前に、新型コロナウイルス感染症に対応した「水泳授業 専用マスク」が登場し、学校関係者の注目を集めている。担当教諭への配布を検討したり、購入したりする学校も見られるなど反響は高く、品薄状態が続いている。石巻市内でも「スポーツショップマツムラ」(石巻市中央2丁目)が大人用100枚を確保し、8日に販売を開始した。

 専用マスクは、スイミングキャップや水着、プール用品などを扱うフットマーク(東京都墨田区)が開発した。表側はシリコン素材、肌に触れる内側はストレッチ素材で、ウイルスや飛沫(ひまつ)を通さない上、口元に十分な空間が確保され、呼吸が楽なのが特長。

 泳ぐ時は下に引っ張るだけで、首元に瞬時に移動でき、外すのも簡単。首元で緩やかにフィットし、泳ぎを妨げない。何より水にぬれても、そのまま利用できるのが最大のメリット。

 小中学校の水泳担当教諭やスイミングスクールのコーチは、児童、生徒に指導する際、声を発する場面が多く、感染予防策が必要だった。フェースガードを着用するケースもあったが、自ら泳いで手本を示す場合は、手間がかかった。

 専用マスクは、こうした問題を解消できるとあって問い合わせが相次ぎ、品薄状態が続いている。

 大人用を確保し、近く子ども用も入荷する予定のスポーツショップマツムラの松村善行社長は、石巻市内の小中学校に出向き、専用マスクをPRしている。「既に購入を決めた教諭もいる。プール開きを控え、今後ますます注目度は高まるのではないか」と話す。

 マスクは大人用も子ども用も首回りに応じて3種類ある。1枚550円。連絡先はマツムラ0225(95)2923=午前10時~午後7時。

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