東北社会人サッカーリーグ1部開幕 コバルトーレ女川、初戦白星と好発進
東北社会人サッカーリーグ1部が6日開幕し、コバルトーレ女川は石巻市総合運動公園の石巻フットボール場で「FC Sendai university」に1-0で勝利した。新型コロナウイルスの影響で無観客試合となったが、動画配信で試合の行方を見守る多くのサポーターに白星を届けた。
前半は開幕戦の緊張感からか、決定機を逃すなど堅さが目立った。それでも後半は連携面を修正。ショートパスと後方からのロングパスを使い分けながら相手陣内に進入し、35分にペナルティーエリア内でFW野口龍也選手が、右足を振り抜いて均衡を破った。
MF黒田涼太主将は「個々のエンジンの掛かりが遅くなったことが反省点。それでも初戦を勝てたことは、シーズン全体を見たときに大きくなるだろう」と振り返り、チーム初得点を決めた野口選手は「支えてくれる人たちのためにも、良い結果を出し続けたい」と意気込んだ。
東北社会人リーグ1部は12チームによる1回戦総当たり。9月12日まで行われ、優勝クラブが11月に盛岡市などである全国地域サッカーチャンピオンズリーグに進み、JFL昇格を目指す。コバルトーレの次節は13日午後1時、ホームの女川運動公園第2多目的運動場でFCガンジュ岩手と戦う。