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復興の新たなシンボル 聖火台レプリカ、石巻市総合運動公園に設置 19日点火

設置される新たな聖火台。左後ろに石巻市民球場が見える

 1964年東京五輪聖火台が貸与されていた石巻市総合運動公園に10日、新たな聖火台レプリカが設置された。東京五輪の聖火リレーが石巻地方入りする19日には寄贈式に合わせて点火され、震災復興の新たなシンボルの役割を担う。

 2020年東京オリンピック・パラリンピック聖火リレー出発地・聖火台誘致委員会(浅野亨委員長)が寄贈した。埼玉県川口市の鋳物製造工場に製作を依頼した。

 高さと開口部の直径は共に1.5メートル。重さは約1トンある。石巻市内の業者が寄贈したステンレス製の土台と合わせた高さは、約2メートルになる。製作費は約400万円で、寄付などで賄った。

 設置作業を見守った誘致委の伊藤和男事務局長は、19日の聖火リレーに間に合ったことを喜ぶとともに「今後の石巻市の復興を見守り、スポーツを通して市民に元気を与える聖火台になってほしい」と話す。

 聖火台は常設され、同運動公園で各種スポーツイベントがある際などに火をともす予定にしている。

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