「光のアート」まちづくりの道筋照らす 八木山で26日から

八木山テラスで試験点灯したLEDランタンのイルミネーション=2月13日(八木山地区まちづくり研究会提供)

 仙台市太白区の八木山地区で、光のアートを切り口に若者と連携したまちづくりの試みが26日、始動する。来年2月まで月に1、2回、公園や学校などを会場に、発光ダイオード(LED)のランタンで思い思いにライトアップ。多彩なイベントも併せて開催する。関係者は「幅広い世代が集まってみんなで楽しみながら、まちづくりに協力してくれる人が出てきてくれればいい」と期待する。

 「八木山イルミネーション・アート・プロジェクト」は八木山中や八木山テラス、八木山ベニーランド前の広場などで計12回開く。日没後、LEDランタンを自分の好きな形に並べるのが各回共通の活動。夕闇に浮かぶ光のオブジェを背景に、仙台ゆかりのジャズ歌手のライブ、フラダンスや太極拳の体験会、防災訓練などを行う。

 プロジェクトは、八木山連合町内会や市など28団体でつくる「八木山地区まちづくり研究会」の主催。きっかけは2019年10月の台風19号だ。高台にある地理的特徴を踏まえ、避難所よりも在宅避難を推奨していたが、防災活動への関わりが少なかった若年層の多くが避難所に身を寄せた。

 ある避難所では避難者約100人の9割が20、30代、運営側が高齢者という逆転現象が起きたという。

 「若者が主体的に楽しみながら、まちづくりに参加してもらえないか」という問題意識から、研究会は今回の企画を練った。会長の広瀬博さん(80)は「楽しくなければ人は集まらない。プロジェクトを通して年齢の垣根を越えた交流が生まれることを期待している」と話す。

 初回の「光のあじさいロード」は26日午後7時半~8時15分、芦ノ口緑地である。見頃のあじさい、1000個のランタンの共演を楽しめる。雨天の場合、翌日に順延する。

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