フレッシュマン奮闘>石巻信用金庫
■石巻信用金庫・矢本支店 角張ななこさん(18)
<笑顔と気配り大切に>
窓口業務を担い、来店する地域住民や事業者らを笑顔で迎える。3カ月の研修期間を終えたばかり。先輩職員のような丁寧な接客と正確な手続きを心掛けている。
「雨の日には『足元に気を付けてください』と声を掛けるなど、先輩方のようにさりげない気配りができる職員になりたい」と意識を高める。
石巻市河南地区出身。河南西中、石巻西高時代はバレーボールに打ち込んだ。高校では169センチの長身を生かし、センターで活躍。主将を任され、チームのまとめ役を担った。
高校の同級生は大半が進学するが「社会人経験を早く積みたい。地元で働きたい」と入学当初から就職を希望。3年夏に石巻信金の職場見学会へ参加し、明るい雰囲気に引かれ入庫を志した。
日々の業務に加え、帰宅後も資格試験のための勉強に励む。「社会人になってこんなに勉強するとは思わなかった」と苦笑するが、仕事に生きると思うと自然と頑張れる。
阿部泰宜支店長(63)は「はきはきと元気がよく、仕事ののみ込みも早い。将来は支店長を目指してほしい」と激励する。
地域との距離の近さが石巻信金の魅力だと感じている。「業務はもちろん地域の祭りや行事などへの参加を通し、古里の役に立てればうれしい」と力を込めた。