矢本海浜緑地に大型遊具新設を 東松島市と市議会、県に要望
東松島市と同市議会は14日、県が管理する道路や河川の整備促進を県に要望し、併せて現地を県職員と視察した。
要望は県道の交差点改良や歩道整備、堤防の拡幅、砂浜の整備など計21項目。地元選出の高橋宗也県議と、県東部土木事務所の郷右近正紀所長、県石巻港湾事務所の武者孝幸所長に要望書を手渡した。
市議や県職員ら約40人が各現場を視察した。県立都市公園矢本海浜緑地では、昨年度、利用者からの要望に応えてバーベキュー施設の一部に設置した屋根を確認し、残る施設への整備完了と、学童向け遊具の新設を求めた。
渥美巌市長は「小学生も楽しめる大型遊具を設けてほしい」と述べた。郷右近所長は「新たな遊具と休憩場所を本年度中に設置する予定。どんな遊具がいいか、設置場所を含め検討している」と答えた。
要望には吉田川堤防の拡幅整備や、交通量が急増している都市計画道路矢本蛇田線の県道昇格、大曲浜へのプレジャーボートの係留施設の整備などを盛り込んだ。
市によると、県への要望会は1996年から毎年開催し、市町村独自に行うのは県内でも珍しいという。