宮城県美術館の改修業者選定 市民団体、県教委に質問状提出

 「県美術館の現地存続を求める県民ネットワーク」(県美ネット)は21日、宮城県美術館(仙台市青葉区)の改修設計を担う業者を一般競争入札で選定する方針について質問や要望をまとめた文書を県教委に提出した。
 文書は(1)増築せずに改修する基本方針の詳細(2)高度で専門的な技術が必要な改修設計業者を一般競争入札で選ぶ理由(3)前川国男氏による設計の芸術性と独創性を維持発展する考え方-などの説明を求めた。業者選定の前に、県民説明会の開催も要請した。
 県庁を訪れた県美ネットの高橋直子事務局次長は「一般競争入札で、前川建築のオリジナリティーを理解する業者が選定されるのか」と疑問視。応対した県教委生涯学習課の武田健久課長は「即答するのは難しい」と述べるにとどめた。県美ネットは、8月6日までの回答を求めた。
 県は2019年11月、県美術館と県民会館(青葉区)、NPOプラザ(宮城野区)を仙台医療センター跡地(同)に移転集約する案を公表。芸術関係者や市民団体から反対が相次ぎ、村井嘉浩知事は20年11月、県美術館の移転断念を表明した。

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