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東京五輪 チュニジア水泳金に石巻市民ら歓喜 ホストタウン沸く

児童とボールを使ったゲームで交流するハフナウイ選手(前列右から3人目)=2020年1月、石巻市貞山小

 25日行われた東京五輪男子競泳400メートル自由形決勝で、チュニジアのアメド・アユブ・ハフナウイ選手(18)が優勝し、金メダルを獲得した。2020年1月に事前合宿で「復興『ありがとう』ホストタウン」の石巻市を訪れ、トレーニングや貞山小の児童と交流。関係者は金メダルの快挙に喜んでいる。

 斎藤正美市長は「金メダルの瞬間は感動した。最大被災地の石巻に勇気と希望を与える活躍にオール市民で喜んでいる。ホストタウンとして大きな使命を果たせた」と話した。

 ハフナウイ選手が20年1月に貞山小を訪れゲームなどをして交流した4年生は6年生(26人)となり、記念植樹したオリーブの木も児童の成長を見守るようにすくすくと成長している。

 こうした縁でチュニジアや五輪への関心が高まっていた6年生の期待に応えるハフナウイ選手の金メダルに、担任の村上幸平教諭(38)は「交流を機に子どもたちにとって近い存在となったチュニジア選手の活躍をうれしく思う。子どもたちも同じ思いだろう。スポーツや夢を実現する素晴らしさを感じてほしい」と語った。

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