児童ら、自分だけの絵本作り　石巻市図書館で教室始まる

　石巻市図書館で２５日、「手作り絵本教室」が始まった。新型コロナウイルスの影響で昨年は中止し、２年ぶりの開催。市内の小学６年生や小学４年生の親子計３組が参加し、世界にたった一冊の自分だけの絵本作りに取り組んだ。

　市内に住む手作り絵本講師の今野薫さんが講師を務め、創作のポイントを説明。「オリジナルキャラクターで勝負しよう」「本棚に思わず手が伸びるようなタイトルを考えて」などとアドバイスした。

　創作する絵本は大きさやページ数も自由。児童たちは考えてきた物語の内容を画用紙に書いたり、登場させるオリジナルキャラクターを折り紙に書いて、はさみで切り取ったりして作業を進めた。

　共に大街道小６年の菊池真緒さん（１１）と檜山希美さん（１１）は友達同士。檜山さんは「ハムスターが冒険する物語を描く」と話し、筆を走らせていた。

　次回は８月１日。表紙作りや製本をし、完成させる。