有田焼と違う味わい 佐賀の山本さん夫妻、石巻で陶芸展
佐賀県有田町の陶芸家山本亮平さん、平倉ゆきさん夫妻による陶芸展が、16~25日、石巻市中央2丁目のカンケイマルラボで開かれた。
山本さん夫妻は、亮平さんが成形したものにゆきさんが絵付けを施している。現代の有田焼とはひと味違い、やわらかな白と淡い染付をそなえた器を手がけ、ファンが多い。
会場には大小さまざまなサイズの食器や皿をはじめ、中国茶用の急須やアルコールランプといった珍しい商品も並び、訪れた市民は気になったものを手に取ってじっくりと眺めていた。
山本さん夫妻は期間中、会場を訪れる予定だったが新型コロナウイルスの感染拡大防止のため来石できなかった。「昔からある技術と現在の環境を受け入れて、器に自然に表れるものを大切にしています」とのメッセージを会場に寄せた。