障害者の就労を支援 「山たんキッチン」開所 石巻

真新しいキッチンで調理をする施設利用者ら

 石巻市の一般社団法人石巻グリーフサポートは、同市前谷地で運営する障害者就労継続支援B型事業所のベーカリーカフェ「パーラー 山と田んぼ」のセントラルキッチンとして総菜などを作る「山たんキッチン」をオープンさせた。

 シイタケをバルサミコ酢などで味付けした洋風甘酢煮「森のキャビア」の生産拡大に向け昨年12月から1カ月間、インターネットのクラウドファンディング(CF)で資金を募った。集まった275万円を充て、木造平屋、約70平方メートルの建物にコンベクションオーブンやフライヤー、調理台などを設置した。

 「障害がある人と地域をつなぐ-」を掲げ、仕入れには「物々交換」を取り入れた。市内の農家や障害者施設で生産した規格外の野菜、家庭菜園で過剰となったものなどを持ち込んでもらい、山と田んぼのパンやケーキと交換する。

 野菜の皮むきなどの一次処理や野菜を豊富に使った総菜を調理し、飲食店や高齢者施設などに提供。キッチンを設けたことで、増産と販路拡大を図った。

 グリーフサポートの木村直隆代表理事(47)は「いろいろな仕事を生み出し、仕事をすることにためらう障害者が挑戦し、前向きになれる場にしたい」と力を込めた。

 関係者による開所式と内覧会が9日にあり、市内の飲食店とコラボレーションしたカレーや自家製塩ハムが入ったサラダなどを振る舞った。

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