閉じる

石巻圏・新百景>炬火台(石巻市南境)

東京パラリンピックに向けた15日の採火式で点火された炬火台
東京パラリンピックの石巻市での採火式ではトーチから点火された

<スポーツへの関心高揚>

 石巻市総合運動公園内にある炬火台が、東京五輪・パラリンピックの成功を祈り、鮮やかなオレンジ色の炎をともした。東日本大震災からの復興が進む街で市民がスポーツへの関心を高めるシンボルの役割を担う。

 石巻市には1964年東京五輪の聖火台が、東日本大震災の復興支援として、2014年から19年まで貸与されていた。「いしのまき復興マラソン」など多くのイベントで点火され、地域に貢献してきた。

 今年6月、新たに鋳鉄製で高さ、直径共に約1・5メートル、重さ約1トンの炬火台を市民有志でつくる「聖火リレー出発地・聖火台誘致委員会」が市に寄贈。東京五輪の聖火ランナーを迎えるミニセレブレーションで「フェアプレーの炎(ひ)」と名称が発表された。

 震災から10年がたった。これからも復興と鎮魂、支援への感謝を国内外に発信する。

関連タグ

最新写真特集

石巻かほく メディア猫の目

「石巻かほく」は三陸河北新報社が石巻地方で発行する日刊紙です。古くから私たちの暮らしに寄り添ってきた猫のように愛らしく、高すぎず低すぎない目線を大切にします。

三陸河北新報社の会社概要や広告、休刊日などについては、こちらのサイトをご覧ください

ライブカメラ