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東松島・大曲小に「みどりの少年団」 結成記念し帽子贈呈

黄色の帽子をかぶり、記念撮影に応じる団員ら

 東松島市大曲小(児童262人)で23日、みどりの少年団結成記念の帽子贈呈式があった。校長室で渥美巌市長、志小田美弘教育長から黄色の帽子をかぶせてもらった環境委員会の5、6年生13人は、古里の環境保全に努めるとともに、活動を通して緑を守り育てることを誓った。市内小学校での、同少年団結成は、2019年2月の宮野森小以来、2校目。

 新団員13人を前に、渥美市長は「学校周辺を緑いっぱいの素晴らしい地域にしてほしい」とあいさつ。今後の活動に期待を寄せた。小野寺咲伎団長(6年)は「震災で失われた自然を取り戻し、環境を守っていきたいです」と決意を語った。

 学校近くの大曲浜地区は砂浜がきれいな上、釣りやキノコ取りなどが盛んで市民の憩いの場として親しまれたが、東日本大震災で一変した。こうした状況に手を差し伸べたのが東松島市の友好都市、山形県東根市の「緑の少年団」。大曲浜地区や野蒜地区の州崎海岸を訪れ、東松島市の小学生らとともに海岸林の再生に向けてアカマツの苗などを植栽した。

 志小田教育長は「みんな1期生になります。2期生につなげるように環境活動を頑張ってほしいと思います」とエールを送った。

 9月26日には県みどりの少年団大会が大曲市民センターで開かれ、スカーフと団旗も渡される。

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