石巻市、18歳まで医療費無償へ 子育て世代を支援
石巻市は30日、15歳までを対象としている医療費無償化を来年4月、18歳まで拡大する方針を明らかにした。高校生の年代まで対象を広げて子育てしやすい環境を整え、若い世代の流出を食い止めたい狙い。
9月2日開会の市議会9月定例会に関係条例の改正案を提出し、補正予算案にシステム改修費235万円を盛り込む。市は18歳までの拡大による対象者数の増加を約3500人と見込み、財政負担を約7000万円と試算する。所得制限は設けない。県内では現在、東松島市や女川町など27自治体が18歳までを医療費助成の対象としている。
市は9月定例会に48億2561万円を追加する本年度一般会計補正予算案(累計870億1685万円)など42議案を提出する。補正予算は新型コロナウイルスワクチン接種費3億2938万円やスマートフォン決済アプリを活用した納付環境整備費460万円などを計上した。
会期は22日までの21日間の予定。