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東松島市、結婚祝い金贈呈 第1号は黒沼さん夫妻

目録と記念品を受け取り笑顔を見せる(左から)佑太さんと成美さん

 東松島市が本年度始めた結婚祝い金事業で初の支給対象となった夫婦への目録贈呈式が8月28日、市役所大溜分庁舎であった。

 祝い金2万円の支給第1号になったのは同市赤井の会社員黒沼佑太さん(29)と妻の接客業成美さん(26)。4月1日に婚姻届を市に提出し、3カ月以上の居住などの条件を確認して支給が決まった。

 佑太さんは石巻市北上地区、成美さんは東松島市出身。交通の便が良く、互いの職場にも近い赤井地区を新婚生活の場に選んだという。

 4月1日が誕生日で、祖父母の結婚記念日でもあったという佑太さんは「祝い金のことは知らなかったので驚いた。結婚生活に役立てたい」と喜んだ。成美さんは「将来は子どもをつくって家も建てたい」と笑顔を見せた。

 目録を手渡した渥美巌市長は「赤井地区は保育所や学校、銀行などがそろい環境が良い。末永く幸せに暮らしてほしい」と祝福した。

 祝い金事業は若い世代の結婚を促し、市内への移住・定住につなげる狙い。夫か妻のいずれかが39歳以下の夫婦が対象。これまでに27件の申請を受け付けた。

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