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東北吹奏楽コンクール 石巻・万石浦中、5日披露 活躍誓う

東北大会での健闘を誓う部員たち

 石巻市万石浦中吹奏楽部(部員27人)が4、5の両日、山形市のやまぎん県民ホールで開かれる「第64回東北吹奏楽コンクール」(東北吹奏楽連盟など主催)の中学校小編成の部に、県代表として出場する。8月6日に仙台市泉区のイズミティ21であった県吹奏楽コンクールで金賞に輝き、若柳中吹奏楽部とともに出場を決めた。創部以来初の快挙に、部員のムードも最高潮。大舞台での活躍を誓っている。

 東北大会では、平安時代の歌人在原業平の切ない恋物語をモチーフに、樽屋雅徳さん作曲の「ちはやふる」を演奏する。5日のステージに登場する予定。

 本来なら夏休みを返上して練習に一段と力が入るはずだったが、新型コロナウイルスの影響で、十分な練習時間は確保できなかった。部員それぞれが自宅などでレベルアップに励んだ。

 部員は万石浦小音楽クラブ出身が多く、長い部員同士だと7年の付き合いになり、チームワークも抜群。安田恵美顧問も「(小学校から)場数を踏んでいるせいか、度胸もあり、本番のステージに強い」と話す。

 3年の佐藤妃夏部長は「県大会での演奏は正直納得のいくものではなかっただけに、帰りのバスの中で結果を聞いた時は信じられなかった」と振り返る。「東北大会では『ちはやふる』という曲を理解しながら表現力を高め、感動を与えられる演奏を目指したい」と決意を語った。

 唯一の男性部員でユーホニュウムを担当する2年船越翔太さんは「滑らかな演奏ができるよう大会までに技術を磨いていきたい」と意欲を燃やす。

第64回東北吹奏楽コンクール実施方法 | 宮城県吹奏楽連盟 Facebookページ

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