女川町、全町民に商品券交付 コロナ経済対策 1人に5000円分
女川町議会9月定例会は7日、本会議を開き、16億160万円を追加する2021年度一般会計補正予算(累計120億2433万円)など5議案を原案通り可決した。20年度各種会計決算の認定10件は、決算審査特別委員会に付託した。
補正予算では、新型コロナウイルスの経済対策として、町内の約120店舗で使える商品券事業に8000万円を計上。商品券は全町民に1人5000円分、全世帯に各5000円分を交付する。町民対象分は6300セット、世帯対象分は3100セットを見込んだ。
額面5000円分を2500円で購入できる割り増し商品券も販売する。全町民を対象に6300セットを用意し、購入は1人1セットまでとする。
いずれも1000円5枚つづり。10月下旬に発送、発売開始し、利用期間は11月1日から来年1月31日を予定する。
原子力災害時などに一時避難場所となる塚浜地区の防災広場整備には、工事費3億1404万円を計上した。防災広場は東北電力女川原子力発電所(女川町、石巻市)の入り口ゲート近くに整備し、住宅団地と結ぶ約260メートルの迂回(うかい)路を設ける。整備費には内閣府の交付金を活用する。