中小企業支援で業務協力 石巻商工信組など県内3信組と商工中金
石巻商工信用組合など県内3信用組合と商工中金は8月30日、中小企業支援を強化するため「事業再生・経営改善支援に関する業務協力契約」を締結した。地域に根ざす信組と全国にネットワークを持つ商工中金が互いの機能や特性を生かし、連携して地域経済の活性化を図る。他に古川(大崎市)と仙北(栗原市)の両信組が参加する。
4者で連携し、取引先中小企業の経営改善や事業再生に向けた計画策定支援、計画実行のための協調融資、情報交換などを実施。必要に応じ、中小企業再生支援協議会といった第三者機関との橋渡しも担う。
業務協力契約の締結により、信組と商工中金の両方と取引がある中小企業に対して共同で経営改善計画を策定するなど、これまで以上に効果的なサポートが可能になる。4者での合同勉強会なども検討していく。
石巻地方では東日本大震災の復興途上にある企業に、新型コロナウイルスの感染拡大が追い打ちを掛けている。石巻商工信組の熱海英俊常務理事は「多くの事業者が新型コロナに苦しんでいる。引き続きお客さまときめ細かな対話を行い、商工中金などと連携して最善の支援につなげていきたい」と話した。
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