復興へ官民協力の10年 東北地方整備局がリーフレットに

三陸沿岸道整備など震災復興の歩みをまとめたリーフレット

 石巻市鹿又にある東日本大震災の遺構館「きぼう館」で、国土交通省東北地方整備局が7月に発行した最新のリーフレットが無料配布されている。同局の震災からの復興を進めた取り組み、官民で協力した歩みなどをまとめた。10年間の集大成とも言える内容だ。

 国道45号が震災で大きな被害を受け、三陸地方は孤立の危機にひんした。東北道と石巻、気仙沼、釜石など沿岸被災地を横軸の国道で結ぶ「くしの歯作戦」などを振り返り、三陸沿岸道を「復興道路」と位置付けた経緯などを説明している。

 三陸沿岸道の特集では、3月に気仙沼湾横断橋を含む気仙沼港-唐桑半島インターチェンジ(IC)間が開通し、県内全線が開通。さらに年内には仙台市と八戸市までの計画全線がつながる予定となっていることなどを紹介。福島県を含む被災4県の知事、および石巻地方の3市町をはじめ各市町村の首長計44人が復興支援への感謝をつづったボードも掲載した。併せて各市町村の観光・行楽スポットと最寄りのICを紹介している。

 市道に面したきぼう館入り口にボックスを設置し、100部を入れている。三陸沿岸道に関するポスターを掲示している。

 同館を運営する同市築山1丁目の自営業高橋力蔵さん(75)は「震災から10年が過ぎ、復興への歩みを官民で進めてきたことを実感できる資料。ぜひ持ち帰ってほしい」と呼び掛ける。「今後も官民協力して震災の教訓、復興に取り組んできた歩みを発信していく」と話した。

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