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女川町で敬老会 ことし100歳超5人

間隔を空けて式典に参加する出席者

 20日の敬老の日を前に、女川町の敬老会が18日、町総合体育館で開かれた。77歳以上の対象者1232人のうち、約130人が出席。本年度は新型コロナウイルス感染防止のため、1時間ほどで式典を終わらせる形式を取り、万全な対策で、長寿を祝った。

 須田善明町長は「コロナ禍で、カラオケや集まって話すといったことが難しいが、新たな趣味を見つけたり交友関係の幅を広げてもらいたい。地域に活力を与える存在として、これからも元気で過ごしてほしい」とあいさつ。出席者の代表に祝い金を手渡した。

 式典では女川町議会の佐藤良一議長の祝辞や薬剤師の講話、同町民謡舞踊連絡協議会の踊り披露があった。

 2年前まで銀ザケの養殖に励んでいた桐ケ崎地区の鈴木正文さん(77)は「これからは、若い人材のために自分の経験や知識を伝えていく。病気に気をつけて町をもり立てていきたい」と抱負を述べた。

 女川町の高齢化率は39.01%(8月31日現在)。最高齢は阿部ふみこさん(上一)の100歳。阿部さんを含め女性5人が本年度中に100歳を迎える。

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